ソーシャルビジネス
皆さんは、「ソーシャルビジネス」をご存知ですか?
2006 年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が提唱した「何らかの社会の課題をビジネスの手法を通じて解決していく」仕組みです。現在、人口減少、少子化、高齢化、グローバル化、経済の成熟化などに直面している日本においても、様々な社会の課題を解決していくための有力な方法として注目をされています。
ーユヌス・ソーシャルビジネス7つの原則
①経営目的は、利潤の最大化ではなく、人々や社会を脅かす貧困、教育、健康、情報アクセス、
環境といった問題を解決することである。
②財務的・経済的な持続可能性を追求する。
③投資家は投資額のみを回収できる。投資の元本を超える配当は行われない。
④投資額を返済して残る利益は、会社の拡大や改善のために保留される。
⑤環境に配慮する。
⑥従業員に市場賃金と標準以上の労働条件を提供する。
⑦楽しみながら取り組む
みんなの夢AWARD7では、グラミン銀行創設者であり2006年度ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏による特別スピーチをいただきます。
みんなの夢AWARDに出場したソーシャルビジネスの夢、
続々、事業化しています!
みんなの夢AWARDに出場した夢の中で、ソーシャルビジネスとして事業化が進んだ3つのビジネスを紹介します!
※共催である一般社団法人ソーシャルビジネス・ドリームパートナーズを通じて出資しています。
★株式会社Prima Pinguino(ファイナリスト:藤岡 慎二さん)
〜統廃合の危機にある離島中山間、地域の高校魅力化を通じた地域の活性化プロジェクト〜
離島中山間地域は人口減少に伴い少子高齢化しています。少子化で高校の生徒数は減少し、離島中山間地域の高校ほど統廃合の危機に瀕しています。少子化が進む離島中山間地域の高校の魅力化を通じて、地域の活性化を図ることで、統廃合の対象だった高校が、生徒数が安定し、離島中山間地域も高校を中心に活性化されることを目指します。
★株式会社リンクリンク(ファイナリスト:大津たまみさん)
“職・食・住“日本初シングルマザーをトータルで支援する。
〜一人でも多くのシングルマザーの「子ども達」に夢と希望の未来を!!〜
現在全国にシングルマザーは100万人以上おり、その世帯年収は一般家庭の世帯年収の3分の1以下と言われております。子どもの成長期にシングルマザーの子どもは一人で過ごす時間が多いため、家庭内での会話をする時間も少なく社会とのコミュニケーションの取り方を学ぶ機会が少なく、その結果、一人親の元で育った子どもの犯罪率が高いという悲しい現実があります。家庭の中に大人が一人だけだと、子どもに出来ることも限られてしまい、シングルマザーの子どもの生活の安心安全の向上には、シングルマザーの経済的な自立が必須であります。
★Japan Aqua Enterprise(ファイナリスト:勝浦 雄一さん)
BOP層の起業を支援し、雇用を創出する屋台喫茶ビジネスと農村に安全な給水を供給するビジネス
勝浦雄一さんが代表をつとめる「日本ベーシック」がもつ水関連技術を通じて、バングラデシュの水に困窮する人々に安全な水を供給するという社会開発課題を、ボランティアや寄付行為ではなくビジネスを以て解決することを目指します。