もう、夢だけで終わらせない。日本一の夢の祭典「みんなの夢AWARD9」

2018年9月20日

【連載:歴代ファイナリストの声】vol.1 Blooming Life International 温井 和佳奈

温井和佳奈(ぬくい・わかな)

NPO法人ドリーム・ガールズ・プロジェクト!代表

Blooming Life International Co., Ltd. CEO

 

夢AWARD歴代のファイナリスト達は、夢を仕事にして輝く人ばかり。

夢AWARDにエントリーして良かったことや、主催の渡邉美樹から学んだこと、
また夢を叶えるのに大切なことを聞く「歴代ファイナリストの」シリーズ。

今回は、みんなの夢AWARD3のファイナリスト、温井和佳奈さんにお話を伺いました。

 

――温井さんの事業、また始められたきっかけについて教えてください。

私の夢は、カンボジア始め途上国の女性達の人生をより良い方向に変えることです。

そのために2010年からドリーム・ガールズ・デザインコンテストを始めました。

「学校に美術の時間がないカンボジアで、デザインの力で女性の自立の道を切り拓けないだろうか」と思ったのがきっかけです。

コンテストを毎年主催し、年々レベルも上がっていきました。

コンテスト出身者の中には、デザイン会社を設立した女性や、
アメリカの新聞でカンボジアの国際コンクールでトップ5に入ったアーティストとして紹介された女性もいます。

――夢アワードに出たことで得られたものはありますか?

ドリーム・ガールズ・プロジェクトを続けるためには資金がいることと、お店を成功させてカンボジア女性に「やればできる」ことを見せたいという気持ちから、夢アワードに応募しました。

そこで3位をいただけたことで、人生が大きく変わりました。

2014年にカンボジアのイオンモールプノンペンに出店することができたのです。

ところがイオンモールがグランドオープンして14万人が来店したのに、私たちのお店だけ
一人もお客様が来なかったのです。

渡邉美樹代表の紹介で、相当良い場所に店舗を出店できたにも関わらず、イオンモールさんから場所の移動をしてほしいと言われてしまいました。

私たちの売上では、本来であれば撤退を余儀なくされるところなのですが、カンボジア女性たちに貢献していることで、応援と最終チャンスをいただきました。

しかし、このままでは移動後の撤退も時間の問題だと思い、追いつめられました。

 

そこで店舗ブランドをドラスティックに変える決断をしました。

「素晴らしきカンボジア」をテーマに、世界に誇れるメイドインカンボジア商品を販売するお店「アメージングカンボジア」としてリニューアルオープンしたのです。

どんでん返しが起こったのは、追い詰められた時からです。

思い切った決断ができたのは、渡邉代表の「経営の原理原則を学べ」という一言が
きっかけでした。

その時から経営の原理原則を教えてもらえる経営塾に通い、
カンボジアからも遠隔で勉強しました。

そこでの教えは、目から鱗の連続でした。

たとえば事業を行う時、ターゲットは絞るものだと思っていましたが、原理原則の掟は、
「エブリデイ、エブリバディ」です。

思えば渡邉代表も、ターゲットを絞らず、老若男女誰もが楽しめるお店にしています。

実は原理原則のことは少し知ってはいたのですが、ターゲットを
絞り成功している企業もあります。

原理原則を守らなくても小さな成功はできるのではないかと、
私は若い女性をターゲットに絞ったお店づくりをしていました。

けれど私のような落ちこぼれは、原則を外してはいけないのだと実感しました。

そしてエブリバディが興味を持つ商品構成に変え、告知や広告、陳列方法から財務まで全て原理原則で学んだことを素直に実行していきました。

気づいたら売上は10倍を超えていました。

おかげさまで、間もなく二店舗目(2018年5月24日オープン)を出すことができます。

 

――温井さんが思う、夢を叶えるのに大切なことってなんでしょう?

あの時、どうして諦めずに事業を続けられたのかなと考えると、一生かけてやりたいこと、そして楽しく感じられることをライフワークにしたからだなと思います。

やりたいことを見つけたら、一番大切なことは、数多い学びの中で、
「正しい知識を選び、学ぶ」こと。

正しい経営のスキルがつく場所に行くことが何より重要だと実感しました。

渡邉代表の一言と、正しい知識なくしては、
夢を実現することはできなかったと心から感謝しています。